2010年03月24日

情報大航海から次世代パーソナル推進コンソーシアムへ

 
自然言語処理応用、新しい画像インタフェースから、身にまとうセンサーや携帯の位置情報の出すメタデータをオンライン、リアルタイムで連携する様々なプロトタイプまでを生み出してきた情報大航海プロジェクトが年度末で閉幕します。
その成果を発展的に継承し、産業応用、新市場開拓に結びつけるべく、明日、経済産業省に以下のメンバー企業が参集して、一種の「引き継ぎ」を行ってまいります。

 【会議名】成果展開会議
【日  時】平成22年3月25日(木) 10:30〜11:30
【場 所】経済産業省 本館2階2東6共用会議室
【議事(案)】
     1.開会                  
     2.挨拶    
     3.パーソナル情報検討ラウンドテーブルの成果について
     4.次世代パーソナルサービス推進コンソーシアムの制度検討について
     5.総括               
      6.閉会


【ご参加企業(予定)】 ※順不同
ネットレイティングス株式会社
ビットワレット株式会社
株式会社イベントバンク
楽天株式会社
株式会社博報堂
インディゴ株式会社
株式会社DRUM
株式会社サーベイリサーチセンター
凸版印刷株式会社
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社
東京大学空間情報科学研究センター
情報セキュリティ大学院大学
ニフティ株式会社
富士通株式会社
株式会社タクサシステムズ
株式会社フライトシステムコンサルティング
株式会社ピコラボ
NECビッグローブ株式会社
株式会社シリウステクノロジーズ
株式会社NTTドコモ
メタデータ株式会社
アムドクス・インタラクティブ
株式会社キューデンインフォコム
三菱電機株式会社
株式会社ぐるなび
株式会社NKB
 

連続して、 同じメンバーにより、次の会合です:

【会議名】次世代パーソナルサービス推進コンソーシアム
ワーキンググループ活動報告会
【日  時】平成22年3月25日(木) 11:40〜12:30
【場 所】経済産業省 本館2階2東6共用会議室
【議事(案)】
     1.開会・資料確認
2.平成21年度制度検討ワーキンググループ活動報告および
 平成22年度制度検討ワーキンググループ活動計画
3.平成21年度サービス検討ワーキンググループ活動報告および
 平成22年度サービス検討ワーキンググループ活動計画
4.平成22年度技術検討ワーキンググループ活動計画
5.事務局連絡
6.閉会

 たとえば、SNSやTwitter上に溢れる、個人情報入りのメッセージ、行動情報から、個人情報のみ適宜自動でマスキング(「適宜」とは、k-匿名性という、個人をk人未満には特定できないようにDBを照合しながら自動で部分マスキングするような処置です)することにより、きめ細かなリアルタイム・マーケティング用のデータがとれたりします。行き着く先は、マイノリティ・リポートの映画の世界かもしれませんが、今後のビジネス、マーケティング活動は確実にこの方向に向かうでしょう。

 携帯デバイスがセンサーとして、且つ、人々の行動、発言に影響を及ぼす情報アクセス機器として、個人の行動にますます大きな影響を与えて参ります。こんな環境下でも、プライバシーを守り抜き、よりノイズの少ない、ニーズとピンポイントのマッチングを果たすべく、セマンティック技術カンパニーとして、上記「同志」の法人様達と連携して奮闘してまいる所存です。

 
by nomuran こと メタデータ 野村直之
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2010年03月15日

3/16- XMLセキュリティ、XMLとサービス、気象庁防災情報XML

 
今週はXMLコンソーシアム最終講演のパート2です。

またしても直前のご案内となりすみません。
16日午後は、私もIBM箱崎にて、下記を聴講いたします。

http://www.xmlconsortium.org/seminar09/100310-11+16-18/100310-11+16-18-info.html

 13:00-14:00 セキュリティ部会
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概要:
XMLセキュリティ技術の活用に焦点を当てて活動してきた成果を報告します。
暗号化・電子署名を始めとするツールの種類と利用方法および注意点。そしてXML署名については世の中の利用事例も報告します。

「セキュリティ部会活動報告」
松永 豊(東京エレクトロンデバイス)

「XMLセキュリティツール/製品調査報告」
林 正樹(富士通)

「互換性、課題と対策:暗号化/署名ツール検証報告」
大沼 啓希(日本IBM)、宮地 直人(ラング・エッジ)

「XML署名事例調査報告」
宮地 直人(ラング・エッジ)
 
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14:10-15:40 XML設計技術部会
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(1)XML設計技術講座開催結果報告
昨年の勉強会を引き継ぎ、今年は XML設計技術講座を開催しました。本講座の要とともにXML設計技術の学習方法をご紹介いたします。

(2)類似XMLメッセージ間の変換方法を検討して
気象庁防災情報XML(JMAXML)メッセージをCommon Alart Protocl(CAP)メッージに変換する方法を検討しました。検討をとおして得られたXML設計時の慮点をご紹介いたします。

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15:50-16:50 招待講演
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産業技術総合研究所 社会知能技術ラボ長 橋田 浩一様 「サービスの価値を相互運用する技術」
価値の高いサービスを実現するには、ステークホルダの間での目的と関連情報の共有による共同作業が必要ですが、実際にはそのような条件が整っていないケースもしばしばあります。サービス科学の観点から、データとサービスの相運用とそのための研究や標準化のあり方について考えたいと思います。

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17:00-18:30 パネル「社会とビジネスの明日を支えるXML」
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基調講演のテーマでもある「IT、ネットの技術の今後10年、社会とビジネスにどのようにインパクトを与えるか」を中心の論点に据え、XMLの歩みを振り返将来展望を交えて、産業界と学術界の識者が語り合います。

パネリスト(50音順):
小川 豊様(日本ユニシス 執行役員 総合技術研究所長、XMLコンソーシアム理事)
新 誠一様(製造業XML推進協議会 運営委員長、 電気通信大学 教授)
橋田 浩一様(産業技術総合研究所 社会知能技術ラボ長)
村上 敬亮様(経済産業省 産業技術環境局 地球環境対策室長)
山本 修一郎様(名古屋大学教授、前XMLコンソーシアム理事)
和田 芳明様(日本銀行金融機構局 金融データ管理担当総括 企画役、 XBRL Japan会員、XBRL International理事) モデレータ:
和泉 憲明様(産業技術総合研究所 社会知能技術ラボ主任研究員)

 
3/17-8は、 気象庁防災情報XMLを使った実証実験の報告です。とくにこちらにご注目を:

14:50-15:20 次世代Web活用部会
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次世代Web活用部会では,次世代の検索技術の1つとして意味を解釈する検索を実現する方法を検討しています。今回は雨の言い回しに関して,地方毎に異な雨量を対応させる方法として,セマンティックWeb技術を利用した実装の試を紹介します。

小林 茂 (日本ユニシス)
西 一嘉 (東芝ソリューション)
湯本 正典(日立システム)

当日のwalk in受付も可能です。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

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by nomuran こと メタデータ 野村直之
 
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2010年03月09日

3/10- XMLコンソーシアム最終講演 

 
先週金曜、5日のセマンティックWebコンファレンス2010は、多数のご来場、ありがとうございました。
本コーナーを読んでくださっている方々からも、100名くらいは来ていただいていた感じでした。
 Linked Object Dataによって、「こんどこそ!」常識ベースをボトムアップにつないで形成していきたい、という武田先生の熱い思いも感じ、いろいろ勉強になりました。まずは、御礼を兼ねて、当日の講演資料のご案内です:
◆「セマンティックWebコンファレンス2010」
http://s-web.sfc.keio.ac.jp/conference2010/index.html
予稿集ページ: 
http://s-web.sfc.keio.ac.jp/conference2010/proceedings.html
5. パネルディスカッション「セマンティックWebとLinked Open Dataクラウド」
野村 直之 (メタデータ株式会社)のパネル発表資料:
http://s-web.sfc.keio.ac.jp/conference2010/0404-nomura.pdf
 

3/10- XMLコンソーシアム最終講演 

 いま、 OSSコンソーシアムの運営委員会に出席しています。こちらは、一足早く昨年、Linuxコンソーシアムが10周年を期に発展解散して発足した団体です。
 XMLコンソーシアムが発足して10年たちました。昨今もクラウドなど、基盤層(誤解を恐れず書けば「下層」)でも十分まだまだ議論が必要なところもありますが、節目でもあり、発展的解散を目指して、今月でお開きとなる予定です。
 最後のセミナーシリーズを下記の要領で開催いたします:
・3月10日(水)-11日(木)、3月16日(火)-18日(木)
 第9回XMLコンソーシアムWeek
http://www.xmlconsortium.org/seminar09/100310-11+16-18/100310-11+16-18-info.html 
初日のアジェンダ作りと司会など担当しましたので、下記の通りご案内させてください。 
※遅すぎたご案内をお詫び申し上げます。 
 斎藤先生@W3C Associate Chairの講演が今から楽しみです。
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テーマ
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「社会とビジネスの明日を支えるXML」

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スケジュール
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3月10日(水) 会場:日立ソフト(品川シーサイド)
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13:00-14:00 基調講演:
「IT、ネットの技術は今後10年、社会とビジネスにどのようにインパクトを与えるか」
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斎藤 信男様
慶應義塾大学名誉教授
W3C Associate Chair for Asia

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14:10-17:10 次世代Web活用部会
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概要:
XMLコンソーシアム発足以来、基盤技術部会/テクノロジー部会のセマンティックWeb WG、ドキュメント・メタデータ活用部会Web2.0部会、そして最終年に世代Web活用部会として、アプリ寄り、先端的なXML、Web活用の動向を一貫して追及した軌跡を、本部会で活動してきた中心メンバーによるパネル討論形式で振り返り、今後を予想します。


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会場のご案内
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 日立ソフトウェアエンジニアリング 本社
 〒140-0002 東京都品川区東品川四丁目12番7号
 http://hitachisoft.jp/company/map_honsha2.html
 最寄駅:
  りんかい線 『品川シーサイド駅』より 徒歩1分
  京浜急行線 『青物横丁駅』より 徒歩8分

 

ps いまから決断され、ご来場された方、先着1名様に、
 先週5日金曜日のセマンティックWebコンファレンス予稿集
   
  の冊子を差し上げます。200部しか存在しない貴重品です。;-) 
  奮ってご参加ください。
 
 
 
   

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by nomuran こと メタデータ 野村直之
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2010年03月03日

『個人情報99』、『有害情報99』、3/5 慶應三田でご紹介

 
 ここのところ根を詰めて、標記ソフトウェアの提供へ向けて準備してまいりました。
これらは、情報の内容に踏み込んで解析し、人間による意味解釈の手間を軽減するセマンティック技術の産物です。

『個人情報99』 と『有害情報99』

メタデータ自動抽出エンジンがコアにあり、個人情報を識別して様々に処理・加工するAPIをもつ『個人情報99』紹介文を、インプレスのEnterprise Watchさんが簡潔に書いてくださいました:
メタデータ、個人情報を自動判別し伏せ字にする「個人情報99」など‎ -
 メタデータ株式会社は3月3日、フィルタリングソフト「個人情報99」「有害情報99」を発表した。同日より提供を開始する。 個人情報99は、文章内容を解析し個人情報を判別するフィルタリングソフト。テキストデータから個人名や住所といった個人情報を自動で、、

 個人情報99
 http://www.metadata.co.jp/privacy99.html

 『有害情報99』についてもポイントをおさえて書いてくださっています。
 有害情報99は、文章内容を解析し有害情報を判別するフィルタリングソフト。有害表現オントロジーを複数備えることで、高精度な有害情報検出を実現。また、文体適合システムを利用することで、コミュニティ内の文体にあわせた解析を行うこともできる。サーバー導入タイプとSaaSタイプを用意。

 有害情報99
 http://www.metadata.co.jp/yugai99.html

 日刊工業さんは、ほぼ全文を、丁寧にご紹介してくださいました:
http://www.nikkan.co.jp/newrls/rls0303o-07.html
 是非、図入りでご覧いただけたら、と思います:
http://www.metadata.co.jp/pdfs/Joho99-Metadata100303PressRel2.pdf
 

セマンティックWebコンファレンス2010

  慶應義塾大学SFC研究所主催のセマンティックWebコンファレンスが今年もやってまいりました:
http://s-web.sfc.keio.ac.jp/conference2010/
今年のテーマ、LODクラウドには疎いので、大部分の時間は、展示コーナーで本日発表の『個人情報99』『有害情報99』をご紹介させていただく予定です。自由に触っていただけますし、関連資料も贈呈いたします。
メタデータ株式会社
『個人情報99』『有害情報99』
[概要] 高精度な内容フィルタリング・ソフト,『個人情報99』,『有害情報99』を中心に,ご紹介いたします. 対象サイトごとに異なるフィルタリング・ポリシーや文章の特徴に応じて半自動収集した有害表現オントロジーを活用.文体学習可能な高精度な係り受け解析(中高生の携帯書込みから中高年の論文まで)や住所の文法,日本人の姓・名を数10万搭載した辞書,文脈内の名簿管理(未知語の意味を推定)等により実用性を高めました. 昨年展示の『メタデータ自動抽出ソフトウェア「Mextractr」』は,日付・曜日の対応誤りチェック,訂正機能を備え,進化しています.
 
 最後の時間帯は、慶應理工学部の非常に優秀な学生さん@弊社で時々仕事してもらっている、にお任せし、下記に登壇いたします。
 
16:30−17:55 パネルディスカッション「セマンティックWebとLinked Open Dataクラウド(LODクラウド)」
モデレータ: 萩野 達也 (慶應義塾大学 環境情報学部)
パネリスト: 武田 英明 (国立情報学研究所)
野村 直之 (メタデータ株式会社)
乙守 信行 (株式会社MetaMoJi)
細見 格 (日本電気株式会社)
長野 伸一 (株式会社 東芝)
主にビジネスの観点から聴き手、突っ込み役に回る予定です。
 
なお、 http://twitter.com/nomuranでつぶやきました通り、今ご案内してもご参加いただけなくなってしまいました:
 申込み締め切られていました。 すみません。;_;  この申込ページが実に情報性があり、セマンティック技術の導入や普及に関する背景や問題意識が垣間見えるもので有用でした。これも閉じていたのでキャッシュをご紹介です:http://bit.ly/dCndoJ 
 パネルやりながらつぶやけるか、、挑戦してみますね。
では!
 
 
 


 

カテゴリー: Cloud, Mextractr, business, semantic

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by nomuran こと メタデータ 野村直之
 
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