2009年12月31日

2009初頭の10の予想・期待は当たったか?

 ソーシャルの大波に洗われた2009年が終わろうとしています。
私も、3年近く前にとった Twitterのアカウントnomuranを再開。Mashup Award 5thの土壇場で、Twitter APIで応募できるようになりました。OpenSocial APIなどと並んで一大トレンドとなりました。Metadata社提供の4 APIのうち、有害情報フィルタAPIを活用した某作品も、Twitter APIで取り出した情報を加工する、というマッシュアップ作品でした。
その一方、セマンティックAPIと呼べるAPI、機能部品も地味ながら増えたと思います。前回紹介のYahoo! Search Monkeyは、シンプルなアプリで、セマンティックの御利益を見せてくれたし、2009年前半は、Microsoftが、後半は、Googleが目を見張る進歩を見せてくれました。
標記は、ReadWriteWebに約1年前にあげられた、次の記事を意識しています:
Semantic Web Wish List 2009
 2008年のセマンティック製品10+10を踏まえ(2009年版も最近発表→後日紹介します)、上記の期待が書かれました。編集部によるものと、ハンガリーの博士課程の学生さんによるものと、5+5があげられています。
筆頭は、Microsoftが、PowerSetの意味弁別エンジンを取り入れて、Google検索を超える検索エンジンを出すこと、そして、その挑戦を受けて立ったGoogle検索がまた進化を遂げることへの期待でした。競争こそ素晴らしい、と。
この期待は、6月のBingのデビュー、それが最新イベントの検索などで、実際にGoogleの精度を上回ったことで実現。さらに、12月になって、Googleが様々な拡張で応えたことで、見事にかなえられた、といえるでしょう。
2番目は、Dapperのような仕組み、もしくはその競合があらわれて、セマンティック広告を配信するアプリケーションが立ち上がること。これは、AdModsが750億円でGoogleに買収されたことによって、水面下に潜行したような感じです。しかし、見えないところで激しい競争が既に始まっているような気がします。
 個人会計(家計簿)は、全員が確定申告する欧米特有のものなので、ちょっと省略。医療関係の応用は、SemTech2009ではフィーチャーされたものの、研究を超えて大きなビジネスの流れにはなりきっていない印象を受けます。
 ハンガリーの博士課程学生Zoltán Andrejkovics氏の期待は下記でした:
  1. Smart notes; 自然言語処理による、見つけやすいメモ帳。
  2. Smart RSS; いちいち手動管理しないで済む、目下の興味を解析するRSS 
  3. Mind writing; オントロジー活用(?)で、単語指定でなく、おもいついた概念をコンピュータに伝えられるアプリ
  4. Assistant; 自分の執筆やネット上の行動を反映する自分の分身。仕事やスケジュール調整を自動で代行してくれる。
  5. Smart bookmarks; 上のSmart notesのように使えるブックマーク
これらは、技術面で具体的な注文を付けているので、次回以降、2009年版Top 10 Semanticアプリの評価に合わせてご紹介したいと思います。
以下は、おまけです。
ReadWriteWeb版のTwitter回顧と、50以上の Semantic Web関係者のTwitterアカウント:
http://www.readwriteweb.com/archives/twitter_trends_in_2009_a_retrospective.php
http://www.readwriteweb.com/archives/50_semantic_web_pros_to_follow_on_twitter.php
 

 
by nomuran こと メタデータ 野村直之
 
posted by メタデータ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | semantic